実用新案登録制度について

【手続きの流れ】

〈特許と実用新案の違い（制度の選択方法）〉

現在の実用新案権制度は、無審査により、まずもって登録する制度になっております。
実用新案の大きな特徴は、
・保護対象が、物の形態に限定される
・存続期間が出願から10年
・審査官よる実態審査がない

〈特許／実用新案の選択で迷ったら〉

①アイデアが、物の形状ですか？

形状なら、特許でも実用新案でもOK

②何しろ費用を抑えたいですか？

実用新案の方が、費用は抑えられます。

③商品の寿命は、長いですか？

長いのであれば特許がお薦めです。

④審査を避けたいですか？

実用新案は、審査がなく原則、登録になります。
しかし、審査がない分、実用新案権は軽く見られがちです。

⑤近い時期に、内容の追加や修正や外国出願が必要になりますか？

実用新案では、出願後の内容の追加が、実質的にできません。

〈変更（特許→実用新案、実用新案→特許）〉

相互で、変更が可能ですが、変更は１回だけで逆戻りはできません。
また、変更できるタイミングが、制限されています。